野球肘
- ボールを投げると肘が痛い
- 野球肘と言われたことがある
- 肘の曲げ伸ばしが完全に出来ない
- 何もしていなくても肘に違和感がある
- 肘が治ったと思ってもすぐにまた痛くなる
野球肘ってどんな状態?| 宮津市/京丹後市 よこまち鍼灸整骨院
野球肘とは、『投球動作によって痛みを生じる肘関節障害』になります。
野球をしている人に多くみられる症状ですが、テニス・ハンドボール・やり投げ などの競技でも発症します。
また、野球肘には色んな種類があります。
主に損傷している部位よって【内側型】【外側型】【後側型】の3つに分類されます。
【内側型】
→◆上腕骨内側上顆炎
手首を手前に曲げたり、内側に捻ったりする筋肉(前腕屈筋群)が、投球動作によって牽引されて、それらの筋や靭帯の付着部である肘の内側で炎症がおきます
→◆上腕骨内側上顆障害(リトルリーグ肘)
成長期までの子どもでは、肘内側のでっぱり(内側上顆)がまだ成長軟骨であるため、投球時に牽引されることによって、障害がおこります。
ほとんどの子どもの野球はこれであると言われているほど頻繁に起こります。
場合によっては成長軟骨が骨から離れたり(骨端線離開)、骨が割れたり(裂離骨折)します
→◆肘内側側副靭帯損傷
肘内側にある靭帯(内側側副靭帯)が投球時に牽引されて損傷したり、場合によっては断裂を起こしたりします
【外側型】
→◆離断性骨軟骨炎
10歳前後の子どもに多く、最も重症化しやすい野球肘。
投球時に、肘外側にある関節が繰り返し圧迫されることによって陥没したり、剥がれたり(関節ねずみ)しまし。
初期であれば安静で治りますが、自覚症状がないことも多く、末期になると手術を必要とし、肘の動きの制限や変形が残ったりします。
【後側型】
→◆肘頭疲労骨折
中~高校生の選手に起こります。投球の肘が伸びた時に、肘の後ろで骨同士が衝突を繰り返すことで、肘の後ろのでっぱり(肘頭)が疲労骨折を起こします。
成長期の子どもでは、この部分(肘頭)が成長軟骨であるため、二の腕の筋肉(上腕三頭筋)に牽引されることで、◆肘頭骨端線離開 を起こします。
野球肘がなかなか改善しない理由とは?| 宮津市/京丹後市 よこまち鍼灸整骨院
野球肘の原因は、今までは肘の使いすぎによるもの(オーバーユース)✖と言われていました。
しかし、最近ではほとんどの原因は間違った使い方(マルユース)〇であると言われています。
間違った使い方とは言っても、正しいフォームを身につければ良いという訳でもなく、正しい動作を遂行するために必要な柔軟性や筋力が低下しているために、それができなくなってしまっていることがほとんどです。
例〉ダブルプレーンになっているなど
・肘関節周囲の筋力低下
・股関節、胸郭、肩関節の可動域低下
・肘関節周囲筋の硬さ
・不良フォーム(肘下がり)(開きが早い)
・肩甲骨安定性筋の筋力低下
・猫背姿勢
・肩甲骨の位置異常(巻き型)
・外反肘
宮津市/よこまち鍼灸整骨院の野球肘に対する施術とは?
宮津市 よこまち鍼灸整骨院の野球肘に対する施術とは、まず筋肉の過緊張になった原因に対してアプローチを行います。
単に筋肉が硬いからといって、肘の周りの筋肉をマッサージするようなことは行いません。
「筋肉がなぜ硬くなってしまったのか?」
この部分を明確にすることが施術をしていく上で非常に重要になってきます。
安勢を続けて1度痛みが改善したのに、また投げていると痛くなってくることに、不思議に思っていませんか?
もちろん、使用する頻度が増えたことで炎症が起こっているのも事実ですが、
それ以外に身体に要因があることにより、通常通りの使い方が出来なくなったために負荷がかかり、炎症が起こったと考えることができます。
宮津市 よこまち鍼灸整骨院では、その身体への問題点や要因を見つけ出し、
そこにアプローチすることで身体を変化させることで、野球肘の痛みを解消します。
その際に大切なことは、
緊張を起こしている筋肉や靭帯ではなく、
痛みを引き起こしている神経にアプローチするということです。
「神経整体」という施術を用いて、
筋肉をコントロールしている神経へ施術を行います。
それにより筋肉の緊張が緩和されることで筋肉が本来持っている柔軟性が生まれ、
筋肉の中で衝撃が吸収できるようになり、骨や靭帯への負荷が少なくなります。
また、野球肘は肘だけの問題ではなく、
『肩関節・背骨・肩甲骨・股関節・足関節・投球フォーム』の影響も受けます。
これらの要素がうまく連動しなければ、身体のバランスを崩し、
投球時にストレスが肘に加わることで、野球肘を発症する要因となります。
よこまち鍼灸整骨院では、肘にストレス無くスムーズに投げられるように
野球肘からの早期の回復を目指します。
野球肘は日頃のケアも非常に重要になりますので、
個々の状態にベストなストレッチ等のトレーニング方法についても
個々の状況に応じてアドバイスさせていただきます。