スポーツでの肩の痛みでお困りの方へ
2023年01月31日
本日は野球肩についてお話しさせて頂きます。
Q.野球肩とは?
A.投球動作によって痛みを生じる肩関節障害になります。野球をしている人に多くみられる症
状ですが、バレーボール・ハンドボール・やり投げ・テニスなどの競技でも発症します。
損傷している部位によって、肩の前方・後方・側方、また上腕部に痛みが出ます。
Q.野球肩は、1つの傷害なの?
A.野球肩には色んな種類があります。
→◆インピンジメント症候群
肩関節の安定性がなくなり腱や筋肉が肩甲骨や上腕骨の間で挟まることで、
繰り返し”衝突”(インピンジ)することで炎症を起こします。
→◆上腕二頭筋長頭腱炎
上腕にある、「力こぶ」の筋肉(上腕二頭筋)の腱が、肩前方に存在するトンネル部分で、
投球動作によって繰り返し摩擦を繰り返すことによって生じます。
→◆上腕骨骨端線離開(リトルリーグショルダー)
成長期の投球障害で、少年野球の選手に多く発症します。
成長期の子供は成長軟骨が多く、繰り返す投球動作などにより、
上腕骨の成長軟骨が損傷するため起こります。
→◆動揺肩(ルーズショルダー)
ある一定の範囲以上に肩関節が動いてしまう方に多いスポーツ障害です。
肩関節の安定性に関係する、上腕骨と肩甲骨の間にある靭帯・関節・関節唇が緩い状態に
あります。その為に不安定な状態で繰り返し投球動作を行うことで痛みが生じます。
→◆ベネット損傷
上腕にある「二の腕」の筋肉(上腕三頭筋長頭)の付着部にある組織が牽引されて、
骨棘と呼ばれる骨の突起が生じます。
Q.野球肩の原因は?
A.今までは、肩の使いすぎによるもの(オーバーユース)と言われていました。
しかし、最近ではほとんどの原因は間違った使い方(マルユース)であると言われていま
す。
間違った使い方とは言っても、正しいフォームを身につければ良いという訳でもなく、
正しい動作を遂行するために必要な柔軟性や筋力が低下しているために、それができなく
なってしまっていることがほとんどです。
・インナーマッスルの筋力低下 ・股関節、胸郭の可動域低下
・肩甲骨安定性筋の筋力低下 ・猫背姿勢
・肩関節の筋力低下 ・不良フォーム(肘下がり)(開きが早い)
・肩後方組織の方さ
・肩甲骨の位置異常(巻き型)
~当院のアプローチ~
野球肩はほとんどが全身の身体異常から生まれ、全身をアプローチしないと症状は改善されません。
単に筋肉や関節へのアプローチをしてもなかなか症状が良くならないのが野球肩の特徴です。
そこで、痛みが生じている筋肉や組織へのアプローチはもちろん、「リハビリ」や「ファンククショナルトレーニング」という機能的(ファンクショナル)な動作の習得を目的とした根本的スポーツ治療も行っております。
また、神経の伝達異常により動かなければいけない筋肉が動かない事でも痛みが出てしまいます。当院では神経にも直接アプローチをかけ施術していくのでどんどん症状が改善していきます。
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宮津市にある『よこまち鍼灸整骨院』
TEL:0772-22-0063
住所:京都府宮津市浜町3012 宮津シーサイドマートミップル5階
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