膝痛の原因 ※スポーツ編
2023年04月25日
いつも宮津市 よこまち鍼灸整骨院のブログを見て頂きありがとうございます。
宮津駅から徒歩5分にある宮津シーサイドマート ミップル5階のよこまち鍼灸整骨院の院長、横町 和宏です。
本日は【スポーツ中での膝痛】ついてお話しさせて頂きます。
Q.スポーツ中の膝痛の原因は?
A.膝痛には様々な原因が考えられ、特にスポーツでは【外傷性】と【慢性障害】の二つがあります。
【外傷性】
→◆半月板損傷
半月板は膝関節の間にあるC型をした軟骨で、安定性とクッションの役割をはたしています。主な症状として、膝を曲げ伸ばしした時に痛みやひっかかりを感じたりします。
ひどい場合には、腫れて水が溜まり(関節水腫)急に膝が動かなくなる“ロッキング”という状態が生じ、痛くて歩けなくなります。
【慢性障害】
→◆オスグッド・シュラッター病
お皿(膝蓋骨)の下にある、スネの骨の最上部(脛骨粗面)に炎症を起こし、運動時の痛み・腫れ・圧痛を生じます。脛骨粗面は成長期を過ぎるまでは成長軟骨であるため、膝蓋靭帯に引っ張られることにより、軟骨の一部が剥がれて隆起します。
→◆鵞足炎
鵞足に炎症が起き、膝の内側が痛くなる疾患です。鵞足炎の『鵞足』とは、3つの筋肉が合わさった部分が膝内側に存在し、その見た目がまるで『鵞鳥の足』に似ていることが由来です。
→◆腸脛靭帯炎症(ランナーズニー)
膝の外側が痛くなる疾患で、骨盤と下腿とを繋ぐ腸脛靭帯が、大腿骨と擦れることにより炎症が生じます。
→◆タナ障害
お皿(膝蓋骨)の内側近傍に痛みが生じる疾患で、滑膜ヒダが膝蓋骨と大腿骨との間に挟まるなどして炎症が起きることにより生じます。膝を曲げ伸ばしした際に『ポキポキ』と音が鳴ることが特徴です。
→◆膝蓋下脂肪体炎
お皿(膝蓋骨)の下辺りに痛みが生じる疾患で、『膝蓋下脂肪体』とは名前の通り、膝蓋骨の下にある脂肪組織のことで、そこに炎症が起きることにより痛みが生じます。
Q.安静にしないと痛みはとれないの?
A.そんなことはありません。
単に運動や練習のしすぎ(オーバーユース)に限らず、骨格のバランスが崩れたことによって過剰な負担が膝にかかり、それによる筋肉の緊張が膝周囲の血流量が低下し、痛みを増幅してしまっていることがほとんどです。
例えば“片方だけ“の膝痛や変形がある場合、『正常な膝』と『痛む膝』とでは明確な違いがあります。これは正常な膝に対して、痛めている膝に負担のかかるバランスに全身が傾いている証拠です。
特にスポーツでは偏った身体の使い方になりやすいので、これらのバランスを整え、筋肉を最善な状態にしてあげることで圧倒的に膝への負担が軽減します。
~当院のアプローチ~
膝痛は障害されている部位だけでなく、全身の身体異常から生まれ、全身をアプローチしないと根本的な症状改善にはなりません。膝の関節や筋肉だけにアプローチをしてもなかなか改善せず、痛みが一度改善したとしても、再発してしまう理由はここにあります。
そこで、痛みが生じている筋肉や組織へのアプローチはもちろん、骨盤や背骨のバランスを整え、膝以外の部分を使えるようにしていくことで、膝にかかる過剰な負担を減らしていきます。痛みに対してのアプローチは勿論、ファンクショナルトレーニングを行います。
また『人の身体は100%食べた物でできている』ため、成長期に必要な栄養素を補い、また食事によって症状を悪化させていた場合、栄養を改善していく内側からのアプローチも行っております。
運動によって怪我をする『原因』は、パフォーマンスを低下させている『原因』でもあるため、それを克服した時、怪我をする前よりも成績が上がりやすくなります。怪我をしたからといって落ち込むのではなく、その『原因』をつき止めて改善し、今まで気づかなかった自分の可能性を見出してあげましょう。
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宮津市にある『よこまち鍼灸整骨院』
TEL:0772-22-0063
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